
- 郵便局から突然、自動音声の電話がかかってきた
- 未配達の荷物があると言われたけれど、心当たりがない
- 日本郵便と言われたけれど、本物の電話なのか分からない……
このような電話がかかってくると、不安になりますよね。
最近は、日本郵便や郵便局を装って、自動音声や実在する郵便局名などを使い、個人情報やお金をだまし取ろうとする不審な電話が確認されています。
日本郵便も公式サイトで、こうした不審な電話について注意を呼びかけています。自動音声でボタン操作を促したり、実在する郵便局名や偽の担当者名を名乗ったり、国際電話番号からかかってきたりするケースも確認されています。
大切なのは、「郵便局から電話が来た=本物」と思い込まないことです。
この記事では、郵便局を名乗る詐欺電話の代表的な手口から、電話を受けたときの対処法、個人情報を伝えてしまった場合の対応、警察への相談方法まで、できるだけ分かりやすくまとめます。
- 郵便局を名乗る詐欺電話にはどんな手口がある?
- 「郵便局から電話がきた」は要注意!実在する郵便局名を名乗るケースも
- 郵便局を名乗る「自動音声」の電話に注意
- 「未配達の荷物があります」という電話が来たらどうする?
- 「+1」「+44」など国際電話からの着信にも注意
- 郵便局を名乗る詐欺電話を受けたときの正しい対処法
- 本物かどうか確認するときは「こちらから」連絡する
- 郵便局の詐欺電話で個人情報を聞かれたらどうする?
- もし個人情報を伝えてしまったら、放置しない
- 郵便局の詐欺電話は警察に相談していい?
- 消費生活センターへの相談は「188」
- 郵便局の詐欺電話を家族から防ぐためにできること
- 知らない電話には出ないという方法も有効
- 郵便局を名乗る詐欺電話で覚えておきたい5つのこと
- まとめ|郵便局を名乗る詐欺電話は「いったん切る」が基本
郵便局を名乗る詐欺電話にはどんな手口がある?
まず知っておきたいのが、実際に確認されている手口です。
日本郵便が公式に注意喚起している不審電話には、次のようなものがあります。
- 「日本郵便です」と名乗り、不審な荷物が送られていると言う
- 荷物に問題があるとして、オペレーターにつなごうとする
- 「保管期間が切れる」と言って手続きを促す
- 「不在で荷物を届けられなかった」と伝える
- 警察官につなぐと言って、不安をあおる
- 名前や住所などの個人情報を聞き出そうとする
- キャッシュカードや通帳、現金などを要求する
一見すると、郵便局からの正式な連絡のように聞こえるところが、この手口の怖いところです。
特に「荷物」「警察」「逮捕」「重要なお知らせ」など、不安を感じさせる言葉を使って、冷静に考える時間を与えないようにするケースには注意が必要です。
「郵便局から電話がきた」は要注意!実在する郵便局名を名乗るケースも
「○○郵便局です」
「日本郵便のお客様サービス相談センターです」
このように、実在する郵便局名や日本郵便の部署名を名乗るケースがあります。
日本郵便の公式な注意喚起でも、実在する郵便局名や偽の担当者名を名乗る事例が紹介されています。
そのため、
「着信画面に郵便局の名前が表示されたから本物だろう」
と考えるのは危険です。
電話の相手が何と名乗ったかだけで判断するのではなく、一度電話を切って、自分から公式の窓口へ確認することが大切です。
日本郵便自身も、不審な電話については電話に応答せず、公式の問い合わせ先を利用するよう案内しています。
郵便局を名乗る「自動音声」の電話に注意

最近、特に注意したいのが自動音声を使った電話です。
例えば、
「日本郵便です。お荷物について重要なお知らせがあります。確認する場合は○番を押してください」
といった音声が流れます。
そして、
「詳しく確認する場合は1を押してください」
などとボタン操作を促します。
日本郵便も、自動音声によるガイダンスの後、プッシュボタンを操作するとオペレーターにつながる不審電話を確認しています。
ここで大切なのは、慌てて番号を押さないことです。
「荷物が届かないと困る」
「何か手続きが必要なのかもしれない」
と思ってしまいますが、まず電話を切りましょう。
荷物について確認したい場合は、電話の相手が教えた番号ではなく、日本郵便の公式サイトから確認できる情報を使って、自分から確認するのが安全です。
「未配達の荷物があります」という電話が来たらどうする?

「お客様宛ての荷物があります」
「不在のため届けられませんでした」
「保管期間が切れるため手続きが必要です」
このような内容の電話にも注意してください。
実際に日本郵便が公表している不審電話の事例にも、「受取人が不在のため届けられなかった荷物がある」と伝えて、オペレーターへの接続を促すケースがあります。
ただし、ここで注意したいのは、
「郵便局から電話が来た=すべて偽物」と決めつけないこと。
本物かどうか分からない場合は、電話の内容だけで判断しないことが重要です。
心当たりの荷物があるなら、
- 追跡番号を確認する
- 日本郵便の公式サイトで配送状況を確認する
- 公式の問い合わせ窓口へ自分から連絡する
といった方法で確認しましょう。
「+1」「+44」など国際電話からの着信にも注意
日本郵便は、不審電話の特徴の一つとして、「+」から始まる国際電話番号からの着信も挙げています。
例えば、
- +1
- +44
- その他の海外番号
などです。
もちろん、国際電話だから必ず詐欺という意味ではありません。
海外から電話がかかってくる予定がないのであれば、知らない国際電話には出ない、折り返さないという対策を考えておくと安心です。
警察庁も、特殊詐欺対策として「知らない番号からの電話に出ない」ことや、固定電話への国際電話の着信をブロックする対策を案内しています。
郵便局を名乗る詐欺電話を受けたときの正しい対処法

では、実際に電話がかかってきたら、どうすればいいのでしょうか。
難しいことをする必要はありません。
まずは電話を切る
これが一番大切です。
自動音声が流れても、
番号を押さない。
相手が話し始めても、
個人情報を答えない。
「確認してから折り返します」と伝えて電話を切っても構いません。
その後、本当に郵便局からの連絡なのかを、自分から公式窓口へ確認します。
本物かどうか確認するときは「こちらから」連絡する
不審な電話があった場合、
「この番号に折り返してください」
「今から担当者につなぎます」
などと言われても、その電話番号を使って確認するのは避けましょう。
日本郵便の公式サイトには、不審な電話に関する注意喚起と問い合わせ先が掲載されています。
日本郵便の公式な問い合わせ先として掲載されている「お客様サービス相談センター」は、
- 0120-23-28-86
- 携帯電話からは0570-046-666
で、案内時間は全日8:00~21:00です。最新の番号や受付時間は、利用前に公式サイトで確認してください。
郵便局の詐欺電話で個人情報を聞かれたらどうする?

詐欺電話では、名前や住所だけでなく、銀行口座やカードなどの情報を聞き出そうとするケースがあります。
日本郵便が公表している事例でも、住所や氏名を聞き出したり、キャッシュカード・通帳・現金をだまし取ろうとしたりする手口が紹介されています。
特に注意したいのが、
- 銀行口座番号
- キャッシュカード情報
- 暗証番号
- クレジットカード情報
- マイナンバーなどの個人情報
です。
「確認のため必要です」
「本人確認です」
「手続きしないと困ります」
などと言われても、その場で答えないようにしましょう。
もし個人情報を伝えてしまったら、放置しない
「怪しいと思ったけれど、住所を言ってしまった……」
「口座番号を伝えてしまった……」
「カード情報まで話してしまった……」
このような場合でも、自分を責めて何もしないのが一番よくありません。
まず、何を伝えてしまったのかを整理しましょう。
口座・キャッシュカードの情報を伝えた場合
利用している金融機関へ、できるだけ早く連絡してください。
カード情報を伝えた場合は、カード会社にも連絡します。
被害が発生していなくても、「詐欺の可能性がある電話に情報を伝えてしまった」と相談することで、必要な対応を確認できます。
電話番号や氏名・住所などを伝えた場合
今後、別の詐欺電話やSMSなどにつながる可能性も考え、しばらくは身に覚えのない連絡に注意しましょう。
不安がある場合は、警察相談専用電話「#9110」などへ相談できます。警察庁も、特殊詐欺などについて不安を感じた場合の相談先として#9110や188を案内しています。
郵便局の詐欺電話は警察に相談していい?

はい。
「まだお金を取られていないから相談してはいけない」
そんなことはありません。
不審な電話を受けて不安を感じた場合は、警察へ相談できます。
緊急性があるなら110番
例えば、
- 「今から自宅へカードを取りに行く」と言われた
- 「お金を用意してください」と要求された
- 不審な人物が自宅へ来ると言われた
- すでに被害が発生している
- 身の危険を感じている
といった場合は、緊急性があります。
その場合は110番を利用しましょう。
緊急ではない相談なら「#9110」
「詐欺かもしれないけれど、今すぐ事件が起きているわけではない」
「個人情報を伝えてしまって不安」
「この電話が本物なのか相談したい」
という場合には、警察相談専用電話「#9110」が利用できます。
警察庁も、特殊詐欺などについて不安を感じた場合の相談先として#9110を案内しています。
消費生活センターへの相談は「188」
金銭を要求されたり、架空請求などのトラブルに発展したりした場合は、消費者ホットライン「188」も利用できます。
「188(いやや!)」に電話すると、最寄りの消費生活センターなどにつながります。
警察庁の特殊詐欺対策ページでも、相談先として「188」が案内されています。
「警察に相談するほどなのか分からない」
という場合でも、一人で抱え込まず相談してみることをおすすめします。
郵便局の詐欺電話を家族から防ぐためにできること
自分だけでなく、離れて暮らす親や家族にも、こうした手口を伝えておくと安心です。
特に大切なのは、
「郵便局を名乗る電話でも、いったん切っていい」
と伝えておくことです。
「郵便局からの電話だから、ちゃんと聞かなければ」
と思ってしまう人もいるでしょう。
でも、不審な電話に無理に対応する必要はありません。
「分からなければ電話を切って、家族に相談する」
というルールを決めておくだけでも、落ち着いて対応しやすくなります。
知らない電話には出ないという方法も有効
警察庁は特殊詐欺対策として、固定電話について「知らない番号からの電話には出ない」ことや、非通知着信をブロックする対策を案内しています。
固定電話を利用している家庭なら、
- ナンバー・ディスプレイ
- 非通知拒否
- 留守番電話
- 自動録音
- 着信前の警告機能
などを活用する方法があります。
NTT東日本・NTT西日本では、一定の条件を満たす70歳以上の契約者などを対象に、番号表示・非通知拒否サービスの月額利用料や工事費が無料になる制度も案内されています。条件がありますので、利用できるかは各社へ確認してください。
郵便局を名乗る詐欺電話で覚えておきたい5つのこと
ここまで長く説明してきましたが、覚えておきたいことは意外とシンプルです。
1.自動音声でも慌てない
「荷物」「重要なお知らせ」などと言われても、まず電話を切ります。
2.ボタンを押さない
「1を押してください」などと案内されても、その場で操作しないようにしましょう。
3.個人情報を伝えない
名前や住所だけでなく、口座番号・暗証番号・カード情報なども伝えないことが大切です。
4.自分から公式窓口へ確認する
電話の相手が教えた番号ではなく、公式サイトなどで確認した連絡先を利用します。
5.不安なら一人で判断しない
家族や警察、消費生活センターなどに相談しましょう。
まとめ|郵便局を名乗る詐欺電話は「いったん切る」が基本

郵便局や日本郵便を名乗る不審な電話は、現在も確認されています。
日本郵便の公式な注意喚起では、自動音声からボタン操作を促すケース、実在する郵便局名や偽の担当者名を名乗るケース、荷物や警察を口実に不安をあおるケースなどが紹介されています。
「郵便局からの電話だから大丈夫」
と決めつけるのではなく、
「本物かもしれないけれど、まず確認する」
という姿勢が大切です。
今回の記事のポイントを最後にまとめます。
- 郵便局を名乗る自動音声の電話に注意する
- 「荷物」「保管期間」「警察」など、不安をあおる内容には注意する
- ボタン操作を求められても、慌てて押さない
- 名前・住所・口座番号・暗証番号などを電話で伝えない
- 電話の相手から案内された番号には、安易に折り返さない
- 本物かどうか確認するときは、公式サイトから自分で連絡先を確認する
- 個人情報を伝えてしまった場合は、金融機関などへ早めに相談する
- 緊急の場合は110番、緊急ではない相談は#9110を利用する
- 消費者トラブルについては188も利用できる
そして、これはぜひ覚えておいてください。
「怪しいかな?」と思った時点で、電話を切って大丈夫です。
電話を切ったからといって、困ることはありません。
本当に郵便局からの連絡だったとしても、あとから公式の窓口へ確認できます。
「一度切って、自分で確認する」
これを習慣にしておくだけでも、詐欺電話への対策になります。
ご自身だけでなく、ご家族にもぜひ伝えてあげてください。
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