ゆうパックで荷物を送るときに伝票の品名欄になんと書けばいいのか迷ったことはありませんか。実は、ゆうパックの品名の書き方ひとつで、北海道や沖縄への到着日が数日変わってしまうことがあるのです。
特に食品や化粧品を送る際や、航空搭載不可の製品が含まれている可能性がある場合は注意が必要です。適当に雑貨と書いてしまうと、航空便に乗せてもらえず陸送や船便に回されてしまうからです。この記事では、スムーズに荷物を届けるための正しい記載方法をわかりやすくご紹介します。

💡記事のポイント
- 航空機搭載不可による遅延を防ぐ具体的な品名の書き方
- 雑貨や日用品といった曖昧な表現がなぜNGなのか
- 化粧品や電子機器を送る際に必須となる補足情報の記述
- メルカリなどのフリマアプリ発送時に使える品名変更テクニック
基礎知識とゆうパック品名一覧の活用法

- ゆうパックの品名の書き方と品物名の例
- ゆうパックの品名に雑貨と書くのはNG
- ゆうパックの品名を書きたくない時の対処法
- 公式サイトの品名検索を活用する
- ゆうパックの品名番号に関する注意点
ゆうパックを発送する際、多くの人が「中身がわかれば何でもいいだろう」と考えてしまいがちですが、それは大きな間違いです。物流の現場、特に長距離輸送において「品名」は、その荷物を航空機に載せても安全かどうかを瞬時に判断するための最も重要な情報源となっているからです。
ここでは、なぜ具体的な記載が求められるのか、そして曖昧な書き方がどのような深刻なリスク(遅延や返送)を招くのか、知っておくべき基本的なルールと賢い活用法について深掘りして解説していきます。
ゆうパックの品名の書き方と品物名の例
ゆうパックの品名欄には、単にモノの名前を書くだけでは不十分なケースが多々あります。特に航空輸送が必要となる北海道、沖縄、離島向けの荷物においては、X線検査での安全確認が必須となります。このとき、検査員が求めているのは「商品名」ではなく、「その物質が爆発したり燃えたりしないか」という化学的・物理的な情報なのです。
理想的な書き方のフォーマットは、以下の3要素を組み合わせたものです。
最強の品名記載フォーマット
「具体的な品名」+「材質や状態」+「危険物ではないことの証明」
例えば、「おもちゃ」とだけ書くと、検査員は「中に電池が入っていて動くおもちゃかもしれない(発火リスク)」「接着剤などの化学物質が含まれているかもしれない(引火リスク)」といった可能性を排除できません。結果として、安全のために航空機への搭載が見送られることになります。
これを防ぐためには、「電池なし」「接着剤なし」といった「否定の証明(ネガティブ・セーフティ)」を書き添えることが極めて有効です。「入っていない」ことを明言することで、検査員は安心してその荷物を航空便のコンテナに積むことができるのです。
| カテゴリー | NGな書き方の例(遅延リスク高) | 推奨される書き方の例(最短配送) |
|---|---|---|
| 衣類 | 服、衣類、古着 | Tシャツ、デニム(ライターなし)、ダウンジャケット(カイロなし) |
| 電子機器 | 家電、ガジェット、機械 | デジカメ(リチウム電池内蔵)、ドライヤー(電池なし・コード式) |
| 液体 | 液体、ボトル、化粧水 | シャンプー(アルコールなし)、化粧水(ノンアルコール)、乳液 |
| 日用品 | 日用品、雑貨、小物 | プラスチック製文具(接着剤なし)、陶器製食器 |
このように、品名欄は単なるメモ欄ではなく、検査員への「安全宣言書」だと捉えてください。特に「電池なし」という言葉は、現代の物流において魔法のような効力を発揮します。コード式の家電製品や、電池を使わないおもちゃを送る際は、必ずこの一言を添えるようにしましょう。
ゆうパックの品名に雑貨と書くのはNG
「いろいろ入っていて書くのが面倒だから」「中身を詳しく知られたくないから」といった理由で、品名を「雑貨」や「日用品」としてしまうのは、物流において最も避けるべきタブーです。これをやってしまうと、ほぼ確実に「航空搭載不可」の扱いを受けます。
なぜなら、日本郵便を含めた航空輸送を担う物流会社には、「疑わしきは搭載せず」という厳格な原則があるからです。これを専門用語で「セーフティ・ダイバージョン(安全のための迂回)」と呼びます。
「雑貨」と書いた場合に起こること
品名が「雑貨」だと、X線検査を通しても中身の特定が困難です。スプレー缶や高濃度アルコール、リチウム電池といった危険物が隠れている可能性を否定できないため、システム上自動的に「危険物の疑いあり」と判定されます。
その結果、本来なら航空機で1〜2日で届くはずの荷物が、トラックやフェリーを使った陸送・船便に回されます。これにより、以下のような影響が出ます。
- 東京→沖縄:航空便なら翌々日到着が、船便だと約5〜7日かかる。
- 東京→北海道:航空便なら翌日〜翌々日到着が、陸送だと中3〜4日かかる。
もし中身が生鮮食品や賞味期限の短いお菓子だった場合、この数日の遅れは致命的です。また、フリマアプリの取引であれば、購入者から「商品がまだ届かない」というクレームに発展する可能性も高まります。「雑貨」という言葉は便利ですが、物流においては「私は中身の安全性を証明しません」と宣言しているのと同じことになってしまうのです。
ゆうパックの品名を書きたくない時の対処法

プライバシーの観点から、具体的な中身を詳細に書きたくない場合もあるでしょう。例えば、個人的な趣味のグッズや、高価なブランド品、あるいはサプライズプレゼントなど、配送員や家族に中身を知られたくないケースです。
しかし、前述の通り「雑貨」と書いて逃げることはできません。このような場合は、「嘘をつかず、かつカテゴリーを少し広げて、安全性を証明する」というテクニックを使います。
プライバシーを守りつつ航空搭載をパスする記述テクニック
ポイントは、固有の商品名(例:「●●のアニメフィギュア」)を伏せつつ、その物質的な構成要素(「プラスチック」など)を伝えることです。
- フィギュアや模型の場合:
NG:「おもちゃ」「フィギュア」
OK:「プラスチック製模型(電池なし・接着剤なし)」
※これなら嘘ではありませんし、物質としての安全性が伝わります。 - 高価なブランドバッグの場合:
NG:「エルメスのバッグ」「高級ブランド品」
OK:「布製バッグ(金具あり・ライターなし)」
※ブランド名を伏せつつ、X線で金具が映っても怪しまれないよう配慮します。 - 中身を見られたくない書籍や同人誌の場合:
NG:「本」「書類」
OK:「書籍(CD・DVDなし)」
※記録媒体が含まれていないことを示すことで、検査をパスしやすくします。
このように、「素材」+「危険物が入っていないことの宣言」という形に変換することで、プライバシーを守りつつ、スムーズな配送を実現することが可能です。嘘の品名を書くことだけは、万が一の事故時の補償対象外になるリスクがあるため、絶対にやめましょう。
公式サイトの品名検索を活用する
送りたいものが航空危険物に該当するかどうか、自分で判断がつかないことも多いと思います。そんなときは、日本郵便の公式サイトにある「航空危険物等品名検索」を活用するのが最も確実な方法です。
この検索システムでは、送りたい品物を入力すると、「引受可」「条件付可」「引受不可」といった判定結果が表示されます。ここでの判定は、航空法やIATA(国際航空運送協会)の規則に基づいています。
検索結果を活用するコツ
検索して「引受可」と出たとしても、伝票にただ品名を書くだけでは不十分な場合があります。例えば「デジタルカメラ」は引受可ですが、条件として「リチウム電池が機器に内蔵されていること」などが求められます。
そのため、検索結果を過信するのではなく、その品目がどのような条件下で許可されているのかを確認し、それを伝票の品名欄に反映させることが重要です。結局のところ、現場で判断するのは人間(検査員)ですので、彼らに伝わるように「電池内蔵」などの補足情報を書き添えるのがベストです。
ゆうパックの品名番号に関する注意点
海外へ荷物を送る国際郵便やEMSを利用する際には、「HSコード」や「品名番号」といった国際的な分類コードの記載が求められることがあります。しかし、国内のゆうパックにおいては、基本的に品名番号を記載する必要はありません。
一部の業務的な発送システムを使っている場合や、法人間取引では管理コードを使うこともありますが、一般の個人ユーザーが手書きやアプリで伝票を作成する際に、数字の羅列を書くことはむしろ逆効果になることがあります。
専門用語や型番は避けよう
例えば、パソコンの部品を送る際に「GTX-4090」とだけ書いても、詳しい検査員でなければそれがグラフィックボード(精密機器)なのか、何かの危険物なのか判断できません。「PCパーツ(グラフィックボード・電池なし)」のように、誰が読んでも分かる一般的な日本語の名称で書く方が、検査をスムーズに通過できます。
品名欄は「暗号」を書く場所ではなく、あくまで「配送に関わる全ての人に中身の安全性を伝えるメッセージ欄」であると認識しておきましょう。
実践!カテゴリー別ゆうパック品名一覧

- ゆうパック品名の食品や化粧品の書き方
- 書類やプレゼントを送る際の品名記載
- 航空搭載不可となる危険物の具体例
- ゆうパックに入れてはいけないもの
- メルカリ発送で役立つ品名変更のコツ
- まとめ:ゆうパック品名一覧で遅延回避
ここからは、特によく送られるカテゴリーごとに、遅延や返送を防ぐための具体的な「品名の書き方」を解説していきます。品目ごとの特性を理解し、少しの工夫を加えるだけで、配送トラブルは劇的に減らすことができます。
ゆうパック品名の食品や化粧品の書き方
食品や化粧品を送る際に最も注意すべきなのが、「アルコール濃度」です。アルコールは引火性があるため、航空法で厳しく規制されていますが、濃度によって取り扱いが異なります。
食品・お酒の場合:24%と70%の壁
お酒や調味料に含まれるアルコールに関しては、以下の基準を覚えておくと便利です。
- アルコール度数24%以下:航空搭載可能。ビール、日本酒、ワイン、一般的な醤油やみりんなどが該当します。
- アルコール度数24%超〜70%以下:容器が5リットル以下であれば航空搭載可能ですが、条件付きとなります。ウイスキー、焼酎、ブランデーなどがここに含まれます。
- アルコール度数70%超:航空搭載不可。スピリタスなどの高濃度アルコール飲料は、引火性液体として扱われ、ゆうパックでの引き受け自体が断られる場合もあります。
したがって、伝票には「日本酒(アルコール15度)」や「焼き菓子(洋酒使用・アルコール微量)」のように、度数や状態を明記することが推奨されます。「食品」とだけ書くと、自己発熱型のお弁当(化学反応で温めるタイプ)などを疑われることもあるため、具体名を書くのが無難です。
化粧品の場合:引火点の確認
化粧品、特に香水、マニキュア(ネイルカラー)、除光液、ヘアスプレーは、航空危険物の代表格です。これらは引火点が低く、航空機内での気圧変化で漏れ出すリスクがあるため、原則として陸送となります。
- 航空搭載したい場合:
アルコールを含まないものに限られます。「化粧水(ノンアルコール)」「ハンドクリーム(チューブ入り)」「石鹸(固形)」など、「アルコールなし」を強調して記載してください。 - 陸送でも良い場合:
香水などを送る場合は、最初から陸送になることを覚悟し、品名に「香水(陸送希望)」や「マニキュア(陸送了承済)」と書いておきましょう。これにより、郵便局側での確認作業や、X線検査での「疑わしい荷物」としての保留時間を短縮でき、スムーズに陸送ラインに乗せてもらえます。
書類やプレゼントを送る際の品名記載
「プレゼント」や「ギフト」という品名は、送り主の気持ちとしては正解ですが、物流用語としてはNGワードの一つです。中身が全く特定できないため、セキュリティチェックで最も警戒される対象になります。
プレゼントをスマートに送る方法
相手に中身を知られたくないサプライズの場合でも、伝票には嘘を書くわけにはいきません。このジレンマを解消するには、梱包を工夫します。
- プレゼント自体を綺麗にラッピングします。
- それをさらに無地の段ボールに入れます。
- 伝票の品名欄には、中身のカテゴリーを正確に書きます。
例えば、以下のように記載します。
- 良い例:「書籍」「木製フォトフレーム(ガラスあり・割れ物)」「革製財布(ライターなし)」
こうすれば、配達員が伝票を見ても「ああ、本が入っているんだな」としか思いませんし、受け取った相手も箱を開けるまでは具体的な中身(どんな本か、どんな財布か)は分かりません。
書類を送る際の注意点:現金と信書
書類を送る際、単に「書類」と書くよりも「書類(現金なし)」と記載することをおすすめします。これは、現金書留と混同されるのを防ぐためです。ゆうパックで現金を送ることは法律で禁止されています。
また、「信書(手紙や請求書など)」に関しても注意が必要です。ゆうパックは「荷物」であり「郵便物」ではないため、原則として信書を送ることはできません。ただし、荷物に関連する納品書や、簡単な添え状(無封のもの)であれば「添え状」として同封可能です。メインが信書になるような書類(願書や契約書のみ)を送る場合は、レターパックや簡易書留を使いましょう。
航空搭載不可となる危険物の具体例

知らずに入れてしまいがちな「航空搭載不可品(危険物)」について、もう少し詳しく見ていきましょう。これらが含まれていると判断されると、自動的に陸送・船便に切り替わり、到着が大幅に遅れます。
これらは絶対に航空機に乗せられません
1. リチウム電池(モバイルバッテリー)
これが最も多いトラブルの原因です。スマートフォンやノートPCに「内蔵」されているリチウム電池は条件付きで航空輸送できますが、「モバイルバッテリー単体」や「予備電池」は、国際ルール(IATA DGR)により旅客機への搭載が厳しく制限されています。
国内ゆうパックでも、モバイルバッテリーは基本的に陸送扱いになると考えてください。「スマホアクセサリー」などと曖昧に書いても、X線検査でバッテリーの形状はくっきり映るため、即座に弾かれます。
2. スプレー缶全般
ヘアスプレー、制汗スプレー、酸素缶、カセットボンベなど、高圧ガスが充填されたスプレー缶は、たとえ中身が水や化粧水であっても、ガス自体が危険物とみなされます。「使いかけ」はもちろん、「新品」でもNGです。
3. 引火性液体
アロマオイル(精油)の一部、オイルライター(オイルが入っているもの)、ペイント類、接着剤(溶剤系)などが該当します。特にアロマオイルは「雑貨」として送られがちですが、引火点が60℃以下のものは航空搭載できません。
これらの品物を送る際は、最初から「陸送」になることを見越して発送計画を立てる必要があります。急ぎで届けたいからといって隠して送ろうとすると、返送されたり、最悪の場合は法的な責任を問われる可能性もありますので、絶対に正直に申告しましょう。
ゆうパックに入れてはいけないもの
ここでは「航空機に乗せられないもの(陸送ならOK)」ではなく、「ゆうパックで送ること自体が禁止されているもの」について解説します。これらを送ると、郵便法や約款違反となり、万が一輸送中に事故(液漏れや発火など)が起きた際に、多額の損害賠償を請求されるリスクがあります。
- 爆発物・発火性物質:
花火、クラッカー、マッチ、炭(着火剤付き)、ガソリン、灯油、ペンキシンナーなど。これらは陸送であっても引受不可です。 - 毒物・劇物:
農薬や特定の化学薬品など、法律で劇物に指定されているもの。 - 生きた病原菌やウイルス:
検体などは特別な手続きが必要です。一般のゆうパックでは送れません。 - 法令で移動が禁止されているもの:
大麻や麻薬はもちろん、特定の植物(検疫が必要なサツマイモなど)も含まれます。
特にアウトドアブームで増えているのが、「使用済みのキャンプ用ストーブやランタン」の発送です。これらは、タンク内に微量の燃料が残っている可能性があるため、郵便局では非常に厳しくチェックされます。
送るためには、完全に燃料を抜き取り、数日間乾燥させて揮発させた上で、品名欄に「ガスなし」「オイル抜き済み」「空タンク」と明確に記載する必要があります。単に「キャンプ用品」と書いただけでは、残留燃料のリスクありとみなされ、引受を拒否されることもあります。
メルカリ発送で役立つ品名変更のコツ

メルカリ、ラクマ、PayPayフリマなどのフリマアプリで「ゆうゆうメルカリ便」や「かんたんラクマパック(日本郵便)」を利用する際、多くのユーザーが陥る罠があります。それは、「アプリが自動入力する品名をそのまま使ってしまうこと」です。
例えば、メルカリで「香水・コスメ」カテゴリーの商品を出品すると、発送時の品名欄には自動的に「香水」や「メイク道具」と入力されます。しかし、あなたが送ろうとしているのが「アルコールフリーの化粧水」や「新品の化粧筆」だったとしても、品名が「香水」のままだと、郵便局のシステムは「危険物(引火性液体)」と判断します。
トラブル回避のための品名変更ステップ
- 二次元コード発行画面でストップ:
コンビニや郵便局に行く前に、アプリの発送画面を確認します。 - 品名欄をタップして編集:
自動入力されている「香水」や「家電」といった大雑把な品名を消去します。 - 具体的な品名+安全証明を入力:
「香水(ノンアルコール)」「化粧筆(液体なし)」「ゲームソフト(電池なし)」のように書き換えます。
特に、子供靴やスニーカーを送る際は、「スニーカー(電池・ライトなし)」と書くのがプロの技です。最近の子供靴には歩くとピカピカ光るLEDライト(ボタン電池内蔵)が付いているものが多く、X線検査員は靴を見るとまず「光る靴ではないか?」を疑うからです。
このひと手間を加えるだけで、商品は航空便に乗ることができ、購入者の手元に最短で届きます。「商品が届くのが遅い」という理由で悪い評価をつけられないためにも、品名変更は出品者の必須スキルと言えるでしょう。
まとめ:ゆうパック品名一覧で遅延回避
ここまで、ゆうパックの品名の書き方について詳しく解説してきましたが、最後に最も重要なマインドセットをお伝えします。
それは、送り状の品名欄を単なる「荷物のメモ」と捉えるのではなく、「空港の保安検査場に向けた『安全証明書(パスポート)』」だと考えることです。
あなたが窓口やコンビニでペンを走らせるその数秒間が、荷物が翌日に届くか、それとも1週間後に届くかを決定づけます。今回ご紹介した「正解の型」を身につければ、もう迷うことはありません。
【保存版】遅延を防ぐ品名記載の鉄則4ヶ条
- 曖昧さを排除する:
「雑貨」「日用品」「おもちゃ」はNGワード。これらを書いた瞬間、陸送・船便確定フラグが立ちます。 - 物質名を具体的に書く:
商品名だけでなく、「プラスチック製」「木製」など、X線に映る素材を書くことが信頼に繋がります。 - 「ない」ことを証明する:
「電池なし・アルコールなし・ガスなし」。この否定の証明こそが、検査員を安心させる最強のパスワードです。 - アプリの自動入力は修正する:
メルカリなどの便利機能は諸刃の剣。必ず自分の目で確認し、危険物ではない旨を書き加えましょう。
これらのポイントを実践することは、単に配送スピードを上げるだけでなく、あなた自身の「発送スキル」への信頼を高めることにも繋がります。
「この出品者は物流のことをよく分かっている」「安心して荷物を受け取れる」——受け取る相手にそう感じてもらうために、ぜひ今日から「賢い品名の書き方」を実践してみてください。あなたの荷物が、怪しまれることなく、空を飛んで最短で届くことを願っています。
ゆうパックの品名記載において最も重要なのは、送り状を単なる伝票と捉えるのではなく、「配送に関わる全ての人への安全証明書」だと考えることです。
今回ご紹介したように、品名の書き方には明確な「正解の型」があります。
遅延を防ぐ書き方の鉄則
- 曖昧な言葉(雑貨、日用品、おもちゃ)は使わない。
- 「具体的なモノの名前」を書く。
- 「(電池なし・アルコールなし・ガスなし)」という否定の証明を添える。
- アプリの自動入力は必ず手動で修正する。
これらを実践することで、あなたの荷物は怪しまれることなく、スムーズに航空機のコンテナへと積み込まれていきます。たった数文字の追記で、配送スピードは劇的に変わります。次にゆうパックを送るときは、ぜひこの「書き方ガイド」を思い出して、賢く、速く、安全に荷物を届けてみてください。

