郵便着払いは封筒でもOK？書き方・やり方・注意点を徹底ガイド

「封筒で郵便物を着払いで送りたいけれど、やり方がわからない」「普通の郵便で着払いってできるの？」――このような疑問を抱えて「郵便着払い封筒」と検索してきた方は少なくないはずです。確かに、着払いといえば宅配便のイメージが強く、封筒で送る場合のルールや手順がわかりづらいと感じるのも無理はありません。

この記事では、封筒を使って郵便物を着払いで送る方法を中心に、具体的な書き方や使えるサービス、料金の目安、注意点までを丁寧に解説していきます。実際に送る前に知っておくべきポイントや、着払いをめぐってよくある失敗も取り上げているので、初めての方でも安心して手続きを進められる内容になっています。

ちょっとしたミスで荷物が返送されたり、受取人に迷惑をかけてしまうこともあるため、正しい知識を身につけておくことはとても重要です。封筒での着払いをスムーズに成功させたい方は、ぜひ最後までじっくり読み進めてみてください。

　💡記事のポイント

封筒を使って着払いを利用するための基本的な流れと準備方法
着払いに対応している郵便サービスの種類や選び方のポイント
専用伝票の入手方法や正しい書き方・貼り方の基本ルール
配送中や受取時のトラブルを避けるための注意点と対策

郵便着払いを封筒で送るときの正しい方法と注意点
郵便着払い封筒を使った各サービスの対応状況と活用法

郵便着払いを封筒で送るときの正しい方法と注意点

郵便での着払い封筒の書き方の基本ルール
封筒で着払いを送る方法をわかりやすく解説
普通の封筒は着払いで送れますか？
郵便で着払いを送るには？ステップ別ガイド
郵便着払い封筒の料金はいくらかかる？
郵便物を封筒で着払いする際の注意点とトラブル回避策

郵便での着払い封筒の書き方の基本ルール

封筒で郵便物を着払いで送る場合、いくつかの基本的なルールに沿って宛名や表記を記載する必要があります。適切な記載をしないと、配達途中で返送されたり、受取人が混乱してしまうこともあるため、正しい書き方を知っておくことが大切です。

まず、封筒の表面には通常の郵便と同様に、相手の住所・氏名を明確に記入します。そのうえで、差出人の情報（住所・氏名）も忘れずに左上に書いておきましょう。ここまでは通常の郵便物と同じですが、着払いの場合にはさらに「着払い」の旨を明記する必要があります。これを記載する場所は、宛名の下や右下など、わかりやすい位置に赤ペンや赤いスタンプで「着払い」とはっきり書くのが一般的です。

このとき、単に「着払い」と書くだけではなく、「ゆうパック着払い」や「ゆうメール着払い」など、どの配送サービスを利用するのかを併記しておくと、郵便局側での処理がスムーズになります。サービスによって取り扱いの可否やラベルの仕様が異なるため、事前に使う配送方法を決めておくことが重要です。

なお、郵便局では専用の着払いラベルを用意しており、これを封筒に貼り付ける必要がある場合があります。例えば、ゆうパックであれば「ゆうパック着払伝票」を使用します。郵便窓口で「着払いで送りたい」と伝えれば、適切な伝票を渡してもらえるので、無理に自分で準備する必要はありません。

また、書き方以前に注意しておきたいのは、すべての郵便サービスが着払いに対応しているわけではないという点です。普通郵便や定形郵便などでは着払いを利用できないため、封筒を使用する場合でも、必ず対応しているサービスを選ぶことが前提となります。

このように、封筒に記載する情報には形式や注意点がありますが、ポイントを押さえておけばそれほど難しくはありません。送る相手に迷惑をかけないためにも、丁寧かつ正確に書くことを心がけましょう。

封筒で着払いを送る方法をわかりやすく解説

封筒を使って郵便物を着払いで送る場合、やり方にはいくつかのステップがあり、それぞれの手順を正しく踏むことが大切です。特に初めて利用する方にとっては、「そもそも封筒で着払いってできるの？」という疑問から始まることが多いため、ここでは全体の流れを整理して解説します。

まず前提として、封筒を使った着払いには「ゆうパック」や「ゆうメール」など、特定の郵便サービスを利用する必要があります。普通郵便や定形外郵便では着払いは利用できないため注意が必要です。つまり、封筒に入れられるサイズの荷物であっても、配送手段は制限されているのです。

封筒で着払いを行う際の手順として、最初に行うのは「中身と配送方法の確認」です。送る物の重量や厚みによっては、封筒であっても「ゆうパック」扱いになることがあります。そこで、郵便局の窓口で「この封筒を着払いで送りたい」と伝え、中身を見せたうえで最適なサービスを案内してもらうと安心です。

次に必要なのが、「着払い用の伝票を使うこと」です。ゆうパックの場合は専用の着払伝票があり、これに必要事項を記入して封筒に貼付けます。記入内容には、送り先と差出人の情報、品名などが含まれますが、伝票によって書き方が若干異なるため、窓口での指示に従うのが確実です。

伝票を貼り終えたら、そのまま郵便局に差し出します。コンビニなどのゆうパック取扱店でも対応可能ですが、封筒によってはサイズ制限があるため、やはり窓口での確認が推奨されます。受取人は荷物を受け取る際に送料を支払う形になりますので、事前にその旨を相手に伝えておく配慮も大切です。

一方で、着払いにはいくつかの注意点もあります。例えば、受取人が不在だった場合や、受取を拒否された場合には、差出人に返送される可能性があります。また、伝票に記載ミスがあると、正しく処理されないこともあります。こうしたリスクを避けるためには、事前に必要情報をまとめておき、記入は慎重に行うべきでしょう。

このように、封筒での着払いは決して難しい作業ではありませんが、いくつかのポイントをしっかり押さえておくことで、スムーズに配送できるようになります。初めての方は郵便局員に確認しながら進めるのが一番安心です。

普通の封筒は着払いで送れますか？

普通の封筒を使って着払いで郵便を送ることは、条件を満たせば可能です。ただし、すべての郵便サービスが着払いに対応しているわけではないため、利用できる配送方法を理解しておくことが大切です。

まず、一般的な「普通郵便」や「定形郵便」「定形外郵便」などでは、そもそも着払いという仕組みが存在しません。これらは、差出人があらかじめ切手を貼るなどして送料を負担する仕組みになっているため、受取人に料金を支払ってもらうことはできません。

一方で、「ゆうパック」や「ゆうメール」などのサービスでは、封筒を使って着払いを利用することができます。たとえば、厚みや重さがある書類やCD、冊子などを封筒に入れて送る場合、サイズがゆうパックやゆうメールの条件を満たしていれば、そのまま封筒を使って着払いの発送が可能です。ここで重要なのは、「封筒の形状ではなく、配送サービスに対応しているかどうか」が判断基準になるということです。

また、封筒を使った着払いには伝票の添付が必要です。たとえば、ゆうパックを利用する場合は「ゆうパック着払い伝票」を貼付けます。これは郵便局の窓口で手に入れることができ、差出人と受取人の情報、内容物の品名などを記入する必要があります。普通の封筒であっても、伝票が正しく貼られていれば問題なく送ることができます。

ただし、見た目が普通の郵便物と似ているため、ポスト投函ではなく、必ず郵便局の窓口に持参して受付してもらうようにしましょう。ポストに投函してしまうと、着払いとして処理されず、差出人に返送されるケースもあります。

このように、普通の封筒でも着払いが使えるケースはあるものの、配送方法の選択や手続きの正確さが求められます。事前に対応サービスを確認し、窓口で発送するようにすれば、トラブルを避けて安心して送ることができるでしょう。

郵便で着払いを送るには？ステップ別ガイド

郵便で着払いを利用するには、いくつかの明確なステップを踏む必要があります。着払いは便利な仕組みですが、通常の郵便とは違う流れになるため、事前にやるべきことを把握しておくことが大切です。

最初のステップは、「配送方法の選定」です。すべての郵便サービスが着払いに対応しているわけではありません。代表的に対応しているのは「ゆうパック」「ゆうメール」「ゆうパケット」などですが、普通郵便や定形郵便では着払いは利用できません。どのサービスを使うかは、送るもののサイズ・重さ・内容物によって決まります。わからない場合は、郵便局の窓口で相談すれば適切なサービスを案内してもらえます。

次に行うのが、「着払い伝票の準備」です。着払いには専用の伝票が必要で、これを封筒や荷物に貼って送ることで、受取人が送料を負担する形式になります。伝票は郵便局の窓口で無料でもらうことができ、記入項目には、差出人と受取人の情報、内容物の簡単な説明、希望の配達時間帯などがあります。

伝票の記入が終わったら、それを荷物に貼り付けます。このとき、伝票がしっかりと貼り付いていないと配送途中で剥がれてしまう可能性があるため、テープなどでしっかり固定しましょう。また、荷物の形状によっては、伝票をまっすぐに貼れない場合もあります。特に封筒で送る場合には、表面が平らであることが望ましいです。

そして最後のステップは、「郵便局の窓口で発送手続きをする」ことです。ポストに投函することはできません。窓口では「着払いでお願いします」と一言添えることで、担当者が適切に処理してくれます。発送後は、伝票の控えを受け取り、大切に保管しておきましょう。追跡番号が記載されているため、荷物の配達状況を確認することも可能です。

こうした一連の流れを理解しておけば、郵便で着払いを送る際に戸惑うことは少なくなります。とくに初めての方にとっては、窓口でのサポートを受けながら進めるのが確実で、安心して発送することができるでしょう。

郵便着払い封筒の料金はいくらかかる？

郵便で着払いを利用する際、封筒を使った場合でも送料が発生します。着払いという言葉から「差出人は支払わない＝無料で送れる」と誤解されがちですが、実際には送料そのものが免除されるわけではありません。料金は発送時点で発生し、それを受取人が支払う仕組みになっているだけです。

料金の金額は、使用する郵便サービスと送る封筒のサイズ・重さ・内容物によって変わります。たとえば、ゆうパックで封筒を使った着払いをする場合、最小サイズである60サイズ（縦・横・高さの合計が60cm以内、かつ2kg以下）でも、地域によって運賃は異なります。たとえば、関東から関西へ送る場合であれば、おおよそ810円から1,000円程度が目安となります。ただし、これはあくまで基本運賃であり、梱包が不十分だったり、サイズが超過してしまった場合は追加料金が発生することもあります。

ゆうメールの場合は、封筒で送る内容が冊子や印刷物などに限られていることから、重量ごとに明確な料金が設定されています。例えば150g以内であれば180円、250g以内であれば215円といったように段階的な設定です。ただし、ゆうメールの着払いは一部郵便局でしか対応していないこともあるため、事前に確認しておくと安心です。

また、封筒のサイズや中身によっては、ゆうパケットが適しているケースもあります。このサービスは厚さ3cm以内、重さ1kg以内など細かい条件がある一方で、料金は全国一律（おおよそ250円～360円程度）で、比較的安価に送れるのが特長です。ただし、ゆうパケットは通常、着払いに対応していないため、使用可能かどうかは郵便局の最新情報を確認する必要があります。

さらに、いずれのサービスでも着払いを利用する際は、送料のほかに追加の手数料がかかることはありません。ただし、受取人側の了承がない状態で着払いを送ると、受け取り拒否により返送され、その返送料が差出人に請求される場合もあります。

このように、封筒を使った郵便の着払い料金は、配送手段と封筒のサイズ・重量に大きく左右されます。最終的な金額は窓口で確定するため、事前に目安だけでも調べておくとスムーズです。

郵便物を封筒で着払いする際の注意点とトラブル回避策

封筒を使って郵便物を着払いで送る場合、いくつかの注意点を押さえておくことで、不要なトラブルを防ぐことができます。特に初めて着払いを使う方にとっては、普通の郵便と違うルールに戸惑いやすいため、事前にしっかり準備しておくことが重要です。

まず一つ目の注意点は、配送方法の選択ミスです。前述の通り、普通郵便や定形・定形外郵便では着払いが利用できません。封筒を使っていても、利用するサービスが「ゆうパック」や「ゆうメール」などでなければ、着払いは成立しないのです。このため、封筒に合った配送方法を選ぶことが基本中の基本になります。

二つ目は、着払いであることの明示が不十分なケースです。伝票に「着払い」と書かれていない、もしくは誤って元払いの伝票を使用してしまうと、意図とは逆に差出人に料金が請求されることがあります。伝票の色が似ていることもあるため、窓口で「着払い用の伝票でお願いします」とはっきり伝えるようにしましょう。

三つ目は、受取人への事前連絡の有無です。着払いは送料を受取人が支払う仕組みのため、あらかじめその旨を伝えておかないと、届いたときに受取拒否されるケースもあります。すると、郵便物は差出人に返送され、その送料を負担しなければならない可能性があるのです。内容が重要書類などである場合は、再発送にも手間がかかり、結果的に双方にとって不利益となります。

さらに、封筒のサイズや強度にも注意が必要です。たとえ小さな物を送る場合でも、封筒が破れやすい素材だったり、中身が突出しやすい形状だったりすると、配送中に破損するリスクがあります。特に、着払いの場合は配送途中のトラブルが後の料金トラブルにつながることもあるため、封筒の選び方にも配慮しましょう。

加えて、伝票の貼付位置も重要です。伝票がきちんと正面に貼られていないと、郵便局で正しく処理されないことがあります。伝票はなるべく平らな面に貼り、剥がれないようにしっかりと固定しましょう。透明のテープで補強すると安心です。

このように、封筒で着払いを利用する際には、配送方法、伝票の記載、受取人への事前連絡、封筒の選定など、さまざまな点に気を配る必要があります。ひとつひとつを丁寧に確認すれば、大きなトラブルに発展することは少なく、安全に郵送することが可能です。

郵便着払い封筒を使った各サービスの対応状況と活用法

ゆうパックの着払いのやり方と封筒の使い方
ゆうパケットは封筒で着払いできる？条件と制限
ゆうメールは封筒で着払い可能？代替方法も紹介
普通郵便で封筒を着払いにする方法と手順
着払い郵便はどこで出せる？郵便局の確認方法
ゆうパックの着払いは切手で支払いできるのか？

ゆうパックの着払いのやり方と封筒の使い方

ゆうパックを利用して着払いで郵便物を送る場合、いくつかの決まった手順を踏む必要があります。特に封筒で送る場合には、通常の箱型の荷物とは異なる注意点もあるため、事前に理解しておくことが大切です。

ゆうパックの着払いを行うには、まず「専用の着払伝票」を使用します。この伝票は郵便局の窓口で無料で入手でき、元払い用とは色が異なります。間違って元払い伝票を使用すると、そのまま差出人に料金が請求されてしまう可能性があるため、必ず窓口で「着払い伝票をください」と伝えましょう。

伝票の記入には、送り先の住所・氏名、差出人の情報、内容物の品名などが必要です。また、ゆうパックは荷物のサイズと配送先によって料金が決まるため、あらかじめおおよそのサイズ感を把握しておくとスムーズに手続きが進みます。60サイズ（縦＋横＋高さの合計が60cm以内、かつ重さが2kg以下）であれば、封筒での発送も十分に可能です。

封筒で送る場合には、ある程度の強度があるクッション封筒や厚手の紙製封筒を使用するのが理想です。内容物の重さや形状によっては、薄手の封筒だと破損や中身の飛び出しが起きやすくなります。また、伝票を貼るスペースが封筒表面にしっかり確保されていることも重要です。伝票の粘着面がきちんと封筒に接着しないと、配送中に剥がれる恐れがあるため、貼付けたあとは透明テープなどで補強しておくと安心です。

発送の際は、必ず郵便局の窓口から手続きする必要があります。ポスト投函はできません。窓口では荷物のサイズと重量を測定され、その場で料金が確定します。この料金は受取人が支払うことになりますが、受取拒否された場合には、荷物は差出人に返送され、その際の送料も差出人負担になることがあります。

このように、ゆうパックの着払いは比較的簡単な手続きで利用できますが、封筒を使う場合にはサイズ・素材・貼付方法などに少し注意が必要です。安心して発送するためにも、窓口で不明点を確認しながら進めるのが最も確実な方法です。

ゆうパケットは封筒で着払いできる？条件と制限

ゆうパケットは手軽で便利な配送方法として広く利用されていますが、着払いに対応しているかどうかについては誤解されることが多いポイントです。結論から言えば、ゆうパケットでは着払いは基本的に利用できません。これはサービスの設計上、元払いを前提としているためで、差出人が送料を支払う必要があります。

ゆうパケットは、主に小型で軽量な荷物向けのサービスで、厚さ3cm以内・長辺34cm以内・重さ1kg以内といった明確な制限があります。これらの条件を満たしていれば、封筒での発送も可能です。そのため、書類や薄手の小物、スマートフォン関連のパーツなど、比較的小さなアイテムを送る場面では便利に使えます。

ただし、ここで注意したいのは、封筒を使えることと着払いが可能なことは別の問題だということです。いくら封筒のサイズや重さがゆうパケットの条件を満たしていても、「着払いで送りたい」と考えている場合には別の配送方法を選ぶ必要があります。例えば、同じようなサイズでも「ゆうパックの60サイズ」に変更すれば、着払いに対応できるようになりますが、その分送料が高くなるというデメリットも出てきます。

一部では、「企業向けの契約によってはゆうパケットの着払いが可能」といった情報も見かけますが、これは個人利用では基本的に関係のない話です。郵便局の窓口やコールセンターに確認しても、「個人の方には提供していません」という案内が一般的です。

このため、どうしても着払いで送る必要がある場合は、無理にゆうパケットにこだわらず、最初からゆうパックや宅配便など、着払い対応のサービスを利用することをおすすめします。また、料金の差だけで配送方法を選ぶのではなく、相手に費用負担をお願いすることへの配慮や、受取拒否された場合のリスクなども含めて、総合的に判断することが大切です。

このように、ゆうパケットは確かに便利な配送方法ですが、「封筒を使って着払いで送りたい」という目的には適していません。利用前にサービスの条件をよく確認し、自分のニーズに合った方法を選ぶようにしましょう。

ゆうメールは封筒で着払い可能？代替方法も紹介

ゆうメールは冊子やCDなどを安価に送れる便利なサービスとして多くの人に利用されていますが、封筒で送る場合に「着払い」ができるかどうかは少しややこしい点があります。結論を急がず丁寧に確認すると、ゆうメールは基本的に着払いには対応していないと考えるのが現実的です。

ゆうメールは、商業印刷物や学術書、CD・DVDなどの「非信書」に該当するアイテムを対象としたサービスで、封筒を使って発送することも可能です。サイズや重量には制限があり、長辺34cm以内・短辺25cm以内・厚さ3cm以内・重さ1kg以内が主な条件です。料金は重量に応じて細かく設定されており、非常にリーズナブルな点が特徴です。

ただし、郵便局の公式ガイドラインでは、ゆうメールは「元払い」が前提となっており、個人向けには着払いサービスが提供されていません。つまり、送りたい荷物のサイズや重量がゆうメールの条件に当てはまっていても、着払いとして送ることはできないのです。

そこで現実的な選択肢として考えたいのが「代替方法」の利用です。例えば、同じように封筒に入れて送ることができ、かつ着払いに対応しているのが「ゆうパック」です。ゆうパックは送料がやや高めですが、追跡や補償がついているため、大切な資料や商品を送る際には安心感があります。ゆうメールと比べるとコスト面で差がありますが、着払いが必須条件である場合はこのようなサービスに切り替えることが必要です。

また、内容物が信書にあたらない場合に限り、宅配便や他の配送事業者の着払いサービスを検討するのも一つの手段です。ヤマト運輸や佐川急便といった民間業者では、封筒サイズの荷物にも対応しており、オンラインで伝票を発行できるサービスも充実しています。

このように、ゆうメールでは着払いが原則不可であるため、どうしても着払いで送りたいときはサービスの選び直しが必要になります。発送前に中身の分類や送付目的を明確にし、自分のニーズに最も合った配送手段を選びましょう。

普通郵便で封筒を着払いにする方法と手順

普通郵便は日常的に最も多く使われている郵便サービスですが、封筒を使って「着払い」で送ることは、原則としてできません。ここで注意したいのは、「封筒を使うことができるか」と「着払いにできるか」はまったく別の話であるという点です。

普通郵便とは、定形郵便や定形外郵便のことを指し、料金は送る人が事前に切手を貼って支払う形式です。このサービスは非常にシンプルで、全国一律料金で郵送できるという大きな利点がありますが、その反面、着払いといった特殊な配送オプションには対応していません。

ただ、どうしても封筒を使って着払いで送る必要がある場合には、普通郵便ではなく、着払いに対応している別のサービスを利用する方法が現実的です。例えば、ゆうパックや宅配便サービスを使えば、封筒サイズの荷物でも着払いとして送ることが可能です。このときも、封筒の素材には注意が必要で、薄手の紙製よりも厚手で丈夫な素材を選ぶと安心です。

着払いに切り替えたうえでの具体的な手順としては、以下の流れが基本になります。

郵便局の窓口に行き、「封筒を着払いで送りたい」と伝える。
内容物とサイズを確認し、ゆうパックなどの着払い対応サービスが適用できるか判断してもらう。
窓口で着払い専用の伝票を受け取り、送り先・差出人情報・品名などを正確に記入する。
封筒に伝票をしっかり貼り、必要であればテープなどで補強する。
最後に、窓口で発送処理をしてもらう。

こうした流れを踏めば、普通郵便では実現できなかった「封筒で着払いを送る」という目的を、適切な形で叶えることができます。

なお、着払いで送る場合は、事前に受取人に連絡をして了承を得ておくのが基本的なマナーです。受取拒否が発生すると返送料が差出人にかかるため、予防策としても連絡は欠かせません。

このように、「普通郵便で着払い」という形式はサービスの仕組み上できませんが、代替手段を使えば封筒での着払いは十分に実現可能です。目的に合った配送方法を選ぶことで、スムーズでトラブルのない発送を行えるようになります。

着払い郵便はどこで出せる？郵便局の確認方法

着払い郵便を出したいとき、どこで対応してもらえるのかが分からずに迷う人も少なくありません。実際、すべての郵便ポストや取扱所で対応しているわけではないため、事前に「どの郵便局が着払いに対応しているのか」を確認しておくことが大切です。

まず、基本的に着払い郵便は郵便局の窓口でのみ受け付けてもらえます。ポストへの投函では着払い処理ができないため、必ず対面での受付が必要です。また、郵便局といっても、全ての郵便局が同じ業務内容ではない点に注意が必要です。小規模な簡易郵便局や、営業時間が限られている出張所のような施設では、ゆうパックの着払いや専用伝票の取り扱いを行っていないこともあります。

このような場合は、「集配郵便局」または「大きめの直営局」に行くと確実です。集配業務を行っている郵便局では、ゆうパック・ゆうメールなどの発送をはじめ、着払いにも幅広く対応しています。近くの郵便局がそのような業務に対応しているかどうかは、日本郵便の公式サイトで郵便局検索を使えば簡単に調べられます。検索画面で「取扱サービス」にある「ゆうパック着払い」にチェックを入れて探せば、該当する郵便局が一覧で表示されます。

加えて、郵便局によっては「時間外窓口」も設けられており、通常の営業時間後でも荷物の差し出しができるところがあります。急ぎで着払いを使いたい場合などは、このような窓口がある郵便局を利用すると便利です。

注意点としては、着払いで送る場合には「着払い専用伝票」が必要になるため、自宅であらかじめ準備しておくか、窓口で申し出て受け取る必要があります。自作のラベルや手書きで「着払い」と書いただけでは受付してもらえないケースがあるため、正式な伝票を使うことが重要です。

このように、着払い郵便を確実に発送したいときは、対応している郵便局を事前に調べ、営業時間や設備も含めて確認しておくと安心です。無駄足にならないよう、事前準備をしておくことがスムーズな発送のコツです。

ゆうパックの着払いは切手で支払いできるのか？

ゆうパックを着払いで送る際、「切手で送料を支払うことはできるのか？」という疑問を持つ方は少なくありません。特に、手元に余った切手を有効活用したいと考える場合、この点は気になるところです。しかしながら、実際の取り扱いは少し複雑です。

結論から言えば、着払いのゆうパックでは差出人が送料を負担しないため、切手での支払いは不要であり、また基本的にできません。着払いとは、受取人が配達時に送料を支払う仕組みであるため、差出人は料金を立て替える必要がありません。つまり、発送の時点で現金や切手、クレジットカードなどによる支払い行為そのものが発生しないのです。

ただし、ゆうパックを「元払い」で送る場合には、切手で料金を支払うことが可能です。この場合は、郵便局の窓口で送料分の切手を提示するか、あらかじめ封筒や箱に切手を貼った状態で持ち込むことで、差出人負担として処理されます。つまり、「切手で支払いたい」というニーズがある場合には、元払いの方法を選ぶ必要があります。

もうひとつ注意しておきたいのは、受取人が着払いで荷物を受け取る際にも、「切手では支払えない」という点です。受取人は配達時に送料を現金で支払うことが求められ、クレジットカードや電子マネー、切手による支払いには対応していないのが現状です。したがって、受取人にも事前にその点を伝えておかないと、支払い手段に困ってしまう可能性があります。

なお、過去には一部の郵便局で柔軟な対応がされていたケースもあったようですが、現在の郵便制度においては、ゆうパックの着払いに切手を用いる運用は一般的ではなく、原則として不可とされています。

このように、切手の利用には条件や制限があるため、着払いを選ぶ際は「支払いは現金のみ」と理解しておくとスムーズです。余った切手を使いたい場合には、元払いでの発送や他の郵便サービスの利用を検討するのが現実的な選択肢になります。