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【相手別】年賀じまいの例文集!失礼のない書き方とマナー

郵便局
年賀じまい

最近、年賀状のやり取りを卒業する年賀じまいを検討する方が非常に増えています。私自身も、毎年の準備にかかる時間やコストを考え、そろそろこの習慣を見直したいと考えている一人です。

しかし、いざやめるとなると、どのような年賀じまいの例文が適切なのか、相手に不快な思いをさせたり失礼になったりしないか不安になりますよね。40代や50代といった働き盛りの世代から、終活を意識する高齢者の方まで、立場によって最適な伝え方は大きく異なります。

また、最近ではLINEやメールで済ませるケースも一般化していますが、ビジネス関係や親戚へのマナーは特に慎重さが求められるポイントです。

この記事では、寒中見舞いなどを活用した送るタイミングや、具体的なメッセージの書き方、さらには人間関係を円満に保つためのコツについて詳しくまとめました。

💡記事のポイント

  • 失礼だと思われないための理由の添え方と言い換えのコツ
  • 相手との関係性や年齢に合わせた最適な例文の選び方
  • LINEやビジネスメールなどハガキ以外の媒体での伝え方
  • 年賀状が届いてしまった時の返信方法とマナー違反を防ぐ注意点

相手に失礼のない年賀じまいの例文と基本構成

年賀じまい
  • そのまま使える年賀じまいの例文5選
  • 40代や50代が送るライフスタイル重視の年賀じまい文面
  • 高齢者の終活として伝える際の関係性への配慮
  • 年賀じまいを友人にLINEで送る際のスムーズな断り方
  • 寒中見舞いで年賀状辞退を伝える際の送り方
  • 相手から年賀状が届いた際の返信とマナー

年賀じまいを伝える際には、単に「やめる」という事実だけでなく、これまでの長いお付き合いへの感謝を伝える構成が非常に重要です。一方的な絶縁宣言と受け取られないよう、言葉選びには細心の注意を払いましょう。ここでは、私自身の経験や周りの声を参考に、送る相手や年齢層に合わせた具体的なメッセージの作り方を深掘りして解説します。

そのまま使える年賀じまいの例文5選

重要なポイント(共通事項)

  • 「どなた様にも」と添える: 特定の人だけでなく、全員に対してやめることを伝えると角が立ちません。
  • 今後の繋がりを示す: 「縁を切る」わけではないことを示すため、LINE、メール、電話など、今後の連絡手段を書き添えるのがマナーです。
  • 感謝を伝える: これまでのやり取りへの感謝を必ず入れましょう。

【文例1】スタンダード・丁寧(幅広い相手に使える万能型)

最も標準的で、親戚、知人、恩師など、相手を選ばず使える丁寧な文面です。「時代の流れ」「人生の節目」といった角の立たない理由を使います。

謹賀新年

旧年中は公私にわたり温かいご指導をいただき、深く感謝申し上げます。 皆様におかれましては、佳き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

さて、私事で大変恐縮ですが、時代の流れもあり、本年をもちまして年始のご挨拶状を失礼させていただくことにいたしました。 誠に勝手ではございますが、どなた様にもそのようにお願いしております。何卒ご容赦ください。

年賀状は最後となりますが、今後はメールや電話などで近況をお伝えできれば幸いです。

厳寒の折、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

令和八年 元旦 [あなたの氏名] [(任意)メールアドレスや電話番号など]

【文例2】高齢・体調を理由にする(シニア世代向け)

ご高齢の方や、体調面で準備が負担になってきた場合に適しています。相手も納得しやすく、最も角が立たない理由の一つです。

恭賀新年

皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと存じます。 平素はご無沙汰ばかりしておりますが、お変わりございませんでしょうか。

さて、私も齢(よわい)〇〇(例:七十、還暦、古希など)を過ぎ、寄る年波を感じるに至りました。 毎年の支度も負担に感じるようになりましたため、誠に非礼ながら、本年を一つの区切りとして、どなた様とも年始のご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。

長きにわたり温かいお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。 今後は電話などでお声が聞ければ嬉しく存じます。

寒さ厳しき折、皆様もどうぞご自愛くださいませ。

令和八年 元旦 [あなたの氏名]

【文例3】カジュアル・友人向け(LINEやSNSへの移行を促す)

親しい友人や同僚など、形式ばらない相手への文面です。ポジティブに「デジタルへの移行」を伝えます。

あけましておめでとう! 昨年はいろいろとお世話になり、ありがとう。

実は、いろいろと考えて、今年で紙の年賀状は卒業することにしました。 時代の流れに合わせて、これからはもっと気軽にLINEやSNSで近況報告し合えたら嬉しいです!

リアルで会えるのも楽しみにしているね。 今年もどうぞよろしく!

令和八年 元旦 [あなたの氏名] [(必要であれば)LINE IDやインスタのアカウント名など]

【文例4】ビジネス・取引先向け(儀礼廃止・環境配慮など)

ビジネス関係では、個人の事情よりも「会社の姿勢(ペーパーレス化、SDGs、虚礼廃止など)」を理由にするのが一般的です。

謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、弊社では近年のデジタル環境への移行や環境保全の観点から、全てのお取引先様に対し、来年以降の年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。 (※もし今回が最後なら「本年をもちまして最後とさせていただくことといたしました」)

誠に勝手ではございますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 今後はメール等にて、変わらぬお付き合いをお願いできれば幸いです。

本年も倍旧のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和八年 元旦 [会社名・役職・氏名]

【文例5】寒中見舞いで伝える(年明けに届いた年賀状への返信として)

もし、ご自身が年賀状を出さず、相手から届いた場合に「返信」として送るケースです。出す時期は松の内(1月7日頃)が明けてから、立春(2月4日頃)までです。

寒中お見舞い申し上げます。

このたびはご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。 皆様におかれましては、良き年を迎えられたご様子、何よりとお慶び申し上げます。

新年のご挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。 実は、誠に勝手ながら、本年よりどなた様にも年始のご挨拶状を失礼させていただくことにいたしました。事後のお知らせとなり大変申し訳ございません。

いただいたお便りは大変嬉しく拝見いたしました。 今後も変わらぬお付き合いをお願いできれば幸いです。

寒さなお厳しき折、風邪など召されませぬようご自愛ください。

令和八年 一月 [あなたの氏名]

40代や50代が送るライフスタイル重視の年賀じまい文面

40代や50代の方にとって、年賀状じまいは決して早すぎる決断ではありません。むしろ、仕事や子育て、親の介護などで私生活が非常に多忙な「サンドイッチ世代」だからこそ、「生活環境の変化」や「デジタルへの移行」を理由に据えることで、周囲の納得感を得やすくなります。無理に高齢であることを理由にする必要はなく、あくまでライフスタイルを最適化するための前向きな整理であることを誠実に伝えましょう。

40代・50代向けのポイント

  • 「近況報告はSNSやメールに集約する」とポジティブに伝える
  • 「仕事や私生活の多忙」を理由に添え、丁寧にお断りする
  • 今後の連絡先(LINE IDなど)を併記して縁を切らない姿勢を見せる

具体的には、「時代の変化に伴い、来年からはメールやSNSにてご挨拶をさせていただきたく存じます」といった一言を添えるのがスマートです。「卒業」という言葉を使うことで、義務感からの解放を明るく表現しつつ、相手との繋がりを継続したい意思を強調するのがコツ。私自身、同世代の友人が「年賀状はやめるけど、いつでもLINEしてね!」と送ってきた時は、寂しさよりも「合理的でいいな」と好意的に感じたものです。

また、最近では40代から50代でもスマホを使いこなすのが当たり前ですから、QRコードを印刷して「ここから繋がってほしい」と提示するのも、現代的で親切なアプローチと言えるでしょう。ただし、相手が年配の方や恩師である場合は、あまりにデジタルを強調しすぎず、「筆無精ゆえの失礼をお許しください」といった謙虚な姿勢をベースにするのが無難です。今の生活を大事にするための決断であることを、温かい言葉で包んで届けてみてください。

高齢者の終活として伝える際の関係性への配慮

高齢者の方が年賀じまいを行う場合、いわゆる「終活」の一環として、寄る年波や体調を理由にするのが最も自然であり、角が立ちません。長年お付き合いのある方々に「これが最後のご挨拶」と明確に伝えることは、相手に対して余計な心配をかけずに済む、一つの優しさでもあります。私が見てきた中でも、突然届かなくなるより、一言添えてもらう方が「ああ、お元気に整理されているんだな」と安心できるものです。

「高齢」を理由にする際は、「どなた様にも一律で欠礼させていただく」というニュアンスを含めると、相手に「自分だけが拒絶された」という誤解を与えません。

文面では、「私も齢(よわい)〇〇を数え、毎年の筆を執ることが難しくなってまいりました」といった誠実な表現が非常に効果的です。また、日本郵便が発表したデータによると、年賀はがきの発行枚数は年々減少傾向にあり、こうした背景も手伝って高齢者の年賀じまいは社会的に広く受け入れられるようになっています(出典:日本郵便株式会社『2025(令和7)年用年賀葉書の発行枚数』)。

関係を維持するための工夫

年賀状という「点」の交流がなくなる代わりに、電話や直接の訪問といった「線」の交流を大切にする姿勢を示しましょう。「年賀状はなくなりますが、今後は電話などでお話しできれば幸いです」と一言添えるだけで、関係性が遮断される不安を払拭できます。親しい親戚などには別途、電話などで生存報告を続ける意思を伝えておくと、より安心感が増すはずです。長年の習慣を終える寂しさはあるかもしれませんが、それを「より深い繋がり」への移行期間と捉えることで、前向きな年賀じまいが実現します。

年賀じまいを友人にLINEで送る際のスムーズな断り方

年賀じまい

親しい友人であれば、堅苦しいハガキよりも、LINEやメールでカジュアルに伝えるのが現代的でスムーズです。ハガキだとどうしても形式張ってしまいますが、LINEなら双方向のやり取りができるため、「私もやめようと思ってたんだ!」といった共感の返信が来ることも珍しくありません。伝えるタイミングとしては、11月から12月上旬にかけて、相手が年賀状の準備を本格的に始める前に連絡を入れるのが、最大のマナーであり思いやりです。

LINEで送る際の注意点

一斉送信のような冷たい定型文すぎると、「大切にされていない」という印象を与えかねません。相手の名前を呼びかけたり、以前遊んだ時の思い出に少し触れたりして、個人的なメッセージであることを強調しましょう。

例えば、「これからはLINEで気軽にやり取りしよう!写真とかも送り合えたら嬉しいな」と提案することで、形式的な年賀状よりもずっと頻度の高い、リアルな交流が続くきっかけになります。私の場合、友人と「年賀状を出す代わりに、正月休みにランチに行こう」と約束したことがありますが、これが非常に楽しい習慣になりました。

また、スタンプなどを活用して少し明るい雰囲気を出すのも、友人ならではの良さですね。ただし、相手が「毎年ハガキをもらうのを楽しみにしているタイプ」だと分かっている場合は、急にLINEだけで済ませるのではなく、最後の年はハガキで丁寧に伝え、翌年からLINEに切り替えるという2ステップを踏むと、より丁寧で円満な移行が可能になります。

寒中見舞いで年賀状辞退を伝える際の送り方

もし、年末に年賀じまいを伝えそびれてお正月を過ぎてしまった場合、あるいは相手から先に年賀状が届いてしまった場合は、寒中見舞いを利用して事後報告を行うのが最も適切です。この時期の挨拶は、松の内(一般的に1月7日、地域により15日)が明けてから、立春(2月4日頃)までに届くように手配するのがルールです。時期を逃すとさらに出しにくくなるため、早めの準備を心がけましょう。

項目内容の目安
送る時期1月8日〜2月4日頃まで(松の内明けから立春)
主な理由事後報告としての年賀じまい、頂いた賀詞へのお礼
必須要素季節の挨拶、頂いた年賀状への感謝、辞退の通知と理由
今後の対応メールやSNSへの移行、または欠礼の継続告知

文面では、「ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました。新年のご挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます」と、まずは頂いたことへの感謝とお詫びから入ります。その後に、「実は、本年をもちまして……」と辞退の意思を繋げるのが大人のマナーです。突然の報告であることを詫びつつ、相手を思う気持ちは変わらないことを添えてください。

詳しい書き方やハガキの選び方については、寒中見舞いの基本マナーについても併せて確認しておくと、より間違いのない対応ができます。寒中見舞いは、年賀状を出せなかった言い訳ではなく、新しい付き合い方を丁寧に提案するための大切なツール。その重みを理解して、温かみのある言葉で綴ってみてください。

相手から年賀状が届いた際の返信とマナー

勇気を出して年賀じまいを宣言したつもりでも、翌年にうっかり相手から年賀状が届いてしまうことはよくあります。そんな時、「無視してもいいのかな?」と悩んでしまう方も多いですが、まずは相手の好意に対する感謝を第一に考えましょう。相手はあなたの宣言を忘れてしまっただけか、あるいは「自分だけは別だろう」と思って送ってくれているのかもしれません。そんな時に無視をしてしまうと、せっかくの縁が台無しになってしまいます。

もし返信を出す場合は、「本年から年賀状を失礼しておりますが、お便り嬉しく拝見しました」という言葉を添えることで、角を立てずにこちらの意向を再確認してもらえます。私の場合、こうして届いた年賀状にはあえてハガキで返さず、LINEやメールですぐにお礼を伝えるようにしています。「ハガキは出していないけれど、あなたのことは大切に思っていますよ」という即時的なメッセージが、相手の不安を払拭してくれるからです。

一貫性を持つことが大切

一度やめると決めたなら、特定の人にだけ返すようなことは避け、一貫性を持つことが後のトラブルを防ぐ秘訣です。「〇〇さんには返したのに、私には来ない」という比較が生まれるのを防ぐため、どなた様にも一律でお断りしている姿勢を崩さないようにしましょう。

それでも届く場合は、数年は「年賀状じまいをしています」という一言を添えた返信を根気強く続けるか、あるいは年賀状以外のチャネル(電話など)で連絡を取り、関係性を維持していることを示すのが最も誠実な対応と言えます。相手の好意を優しく受け止めつつ、自分のスタイルを静かに浸透させていきましょう。

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ビジネスで使える年賀じまいの例文と法人対応

年賀じまい
  • 取引先へのビジネスメールやSDGs対応の書き方
  • 年賀じまいを親戚や身内へ絆を強調して伝える際のアプローチ
  • 喪中ハガキで年始挨拶の辞退を兼ねる構成
  • 絶縁を避けて理由をポジティブに言い換える年賀じまいのコツ
  • 年賀辞退の宣言をソフトに伝えるクッション言葉
  • 円満に習慣を終える年賀じまいの例文まとめ

ビジネスシーンにおける年賀じまいは、個人の感情よりも「組織の方針」としての側面が非常に強くなります。最近では、虚礼廃止の考え方や、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み、さらにはDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進といった社会的な背景を理由に掲げる企業が急増しています。私自身も仕事柄、多くの企業からこうした案内を受け取りますが、しっかりとした理由があれば、マイナスな印象を抱くことはほとんどありません。

取引先へのビジネスメールやSDGs対応の書き方

法人として、あるいはビジネス関係の方へ年賀じまいを伝える場合は、何よりも格調高い言葉選びと論理的な理由付けが求められます。単に「やめます」と言うのではなく、「社会全体の潮流に合わせた前進」としての理由を明記しましょう。これにより、単なるコスト削減ではなく、先進的で意識の高い企業姿勢を示すことができます。

ビジネス向け構成案

  • 「環境意識の高まり(SDGs)」への積極的な言及
  • 「デジタル環境の整備(DX)」に伴う挨拶状のペーパーレス化
  • 「貴社におかれましても弊社へのご配慮は不要」という相互辞退の提案

文例としては、「誠に勝手ながら、弊社では近年の自然環境意識の高まりやデジタル環境への移行を鑑み、来年度よりすべてのお取引先様に対し、年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました」といった構成が標準的です。

また、案内は年賀状のやり取りをする1ヶ月以上前、できれば11月中旬までには公式サイトや一斉メール、あるいは郵送の文書で通知しておくのが理想です。相手企業も年賀状リストを作成する手間があるため、早めの告知は「相手の時間を尊重する」というビジネス上の高い礼儀になります。

また、年賀状をやめる代わりに、Webサイト上での年始挨拶や、動画によるメッセージ配信を行うなど、代替案を提示すると「繋がりを大切にする姿勢」がより際立ちます。形式を捨てて本質的な価値を高める、そんなポジティブな提案を心がけましょう。

年賀じまいを親戚や身内へ絆を強調して伝える際のアプローチ

親戚関係における年賀じまいは、場合によっては「親族付き合いの拒否」と誤解され、冠婚葬祭などの重要な場面で支障をきたすリスクがあります。そのため、単なる「ハガキの廃止」という事務的な連絡に留めず、「形は変わっても家族の絆を維持したい」という温かい熱量を込めることが、円満解決の最大の鍵となります。

例えば、「年賀状という形は今年で最後にさせていただきますが、皆様の健康を願う気持ちに変わりはありません。またお盆や法事などで、元気なお顔を拝見できるのを楽しみにしております」といった、具体的な将来の接点を強調するフレーズを必ず挿入しましょう。

また、小さいお子さんがいるご家庭なら、「子供の成長記録はSNSや個別のLINEで定期的にお送りしますね」と付け加えると、親戚の方々も楽しみが途絶えず、納得してくれることが多いです。私自身の経験でも、親戚には「年賀状はやめるけど、代わりに正月には電話するね」と約束したことで、むしろ以前より会話が弾むようになった例があります。ハガキという「義務」を、心からの「交流」に置き換える。そんな丁寧なアプローチこそが、身内同士の円満な年賀じまいには欠かせません。

喪中ハガキで年始挨拶の辞退を兼ねる構成

年賀じまい

喪中ハガキを送るタイミングは、精神的にも余裕がない時期ですが、実は翌年以降の年賀じまいを同時に伝える「合理的なチャンス」でもあります。弔事に伴う欠礼は相手も受け入れやすく、そのまま習慣を終える流れを作りやすいからです。ただし、あくまで主目的は喪中の報告であるため、年賀じまいの文言は非常に控えめで、慎重な表現にする必要があります。

具体的には、「この度の悲しみを機に、平素より考えておりました年始のご挨拶についても、来年以降は失礼させていただきたく存じます」といった形で、あくまで静かに決意を伝えます。これを「ついで」にやってしまうと、故人への失礼に当たるのではないかと心配する方もいますが、人生の大きな節目にこれまでの習慣を見直すことは、決して不自然なことではありません。

むしろ、故人が繋いでくれた縁を、より無理のない健やかな形に整えると考えれば、前向きな決断と言えるでしょう。ただし、相手が喪中の悲しみに寄り添ってくれていることを忘れず、事務的になりすぎないよう、最後には「これからも変わらぬお付き合い」を願う言葉で結んでください。喪中という繊細な文脈だからこそ、言葉の端々に相手への敬意を滲ませることが、大人のマナーです。

絶縁を避けて理由をポジティブに言い換える年賀じまいのコツ

年賀じまいで最も避けたいのは、相手に「もうあなたとは付き合いたくない」という絶縁のメッセージとして受け取られてしまうことです。日本語は非常に繊細なため、「やめる」「中止」といった直接的で強い言葉は、拒絶のニュアンスを含んでしまいます。そこで、言葉をポジティブなニュアンスに言い換える「リフレーミング」の技術を活用しましょう。

  • 「やめる・廃止」→「一区切りとする」「卒業する」「形を変える」
  • 「面倒・コスト削減」→「生活環境の見直し」「時代の変化に合わせて」
  • 「高齢で大変」→「寄る年波を感じ」「人生の節目を機に」
  • 「筆無精」→「デジタルでの交流を大切にしたく」

このように表現を変えるだけで、受け取り手の印象は驚くほど変わります。「あなたとの縁を切りたいのではなく、より良いお付き合いの形を探している」という意図が伝わるように工夫しましょう。私自身、文面を考える時は「自分がこれを受け取ったらどう感じるか」を何度も読み返すようにしています。相手を尊重する言葉を選べば、あなたの決断は「自分勝手な行動」ではなく、「誠実な人生の選択」として正しく伝わるはずです。言葉の力を信じて、前向きなメッセージを組み立ててみてください。

年賀辞退の宣言をソフトに伝えるクッション言葉

本題の「年賀状をやめる」という内容に入る前に、クッション言葉を挟むことは、文章全体のトーンを和らげ、相手の心理的な壁を取り払うために非常に有効です。特に年賀じまいのような、長年の慣習を一方的に断る場面では、このクッション言葉があるかないかで、誠実さの伝わり方が全く異なります。私たちが日常生活でも「あいにくですが」や「お手数ですが」と言うのと同じで、文章でもその「気遣いのひと手間」が重要なんです。

例えば、「誠に勝手ながら」「あいにくではございますが」「深慮の結果」「心苦しいのですが」といった言葉を文頭に置いてみてください。これだけで、単なる事務的な通知が「申し訳なさと、真剣な検討の結果であること」を示す、血の通った手紙に変わります。

特にビジネスシーンや目上の方への手紙では、このクッション言葉があなたの社会的評価を守る盾にもなります。「本当は続けたい気持ちもあるけれど、諸事情により苦渋の決断をした」というニュアンスを、こうした一言に託すのです。こうした細やかな配慮こそが、形式を超えた本質的なコミュニケーションであり、年賀じまいを成功させるための「魔法の調味料」と言えるでしょう。言葉のクッションを上手に使いこなし、相手の心に優しく着地する文章を目指してください。

円満に習慣を終える年賀じまいの例文まとめ

年賀じまい

年賀じまいは、決してこれまでの人間関係を否定したり、過去の思い出を消し去ったりするものではありません。むしろ、自分にとって本当に大切な人との繋がりを、今の時代や自分のライフステージに合った、持続可能な形にアップデートするための賢明なステップです。今回ご紹介した様々な年賀じまいの例文は、あくまで一つのベースに過ぎません。大切なのは、その例文の中に「あなた自身の誠実な気持ち」をひと匙加えることです。

最後に確認したい15のポイント

  1. 感謝の言葉を最優先にする いきなり「やめます」と伝えるのではなく、まずは長年のお付き合いに対する深い感謝から書き始めるのが、円満な年賀じまいの鉄則です。
  2. 「どなた様にも一律で」と明記する 特定の相手だけを拒絶しているのではないと伝えるために、「すべての方に対し年始の挨拶を失礼させていただく」という公平性を強調しましょう。
  3. ネガティブな言葉をポジティブに言い換える 「廃止」「やめる」ではなく「卒業」「一区切り」「形を変える」といった言葉を使い、前向きな選択であることを印象付けます。
  4. 「クッション言葉」を効果的に使う 「誠に勝手ながら」「心苦しいのですが」といった一言を添えるだけで、文章全体のトーンが格段に柔らかくなります。
  5. 年代に応じた「納得感のある理由」を添える 40代・50代なら「デジタル移行」、高齢者なら「寄る年波」など、自分のライフステージに合った理由を選ぶと相手も受け入れやすくなります。
  6. 相手が準備を始める前に通知する 11月から12月上旬までに伝えるのがベストです。相手のハガキ代や作成時間を無駄にさせないことが最大の思いやりになります。
  7. 「縁を切らない」という意思を強調する 年賀状はやめても、お付き合いは続けたいという情熱を文面に込めます。これが欠けると「絶縁宣言」と誤解されるリスクがあります。
  8. 今後の連絡手段(代替案)を提示する LINE、メール、電話など、今後どうやって繋がれるかを具体的に示すことで、相手の不安を解消します。
  9. ビジネスでは「社会背景(SDGs/DX)」を理由にする 法人の場合は、個人の事情ではなく「環境配慮」や「デジタル化」という公的な大義名分を掲げるのがビジネスマンとしてのマナーです。
  10. 親戚には「絆」を再確認する言葉を添える 親戚関係では「法事で会えるのを楽しみにしている」など、具体的な接点に触れて絆が不変であることを伝えます。
  11. 返信として送るなら「寒中見舞い」を活用する 年明けに届いた年賀状への返信で伝える場合は、松の内明けから立春までの間に届く「寒中見舞い」が最も適切なツールです。
  12. 一貫した対応を心がける 特定の人にだけ年賀状を出し続けると、後でバレた時にトラブルの元になります。決めたら一律で対応するのが、結局は一番誠実です。
  13. 友人へのLINEは「個別メッセージ」にする 一斉送信は冷たい印象を与えます。名前を入れたり、共通の思い出に触れたりして、丁寧な個別連絡を意識しましょう。
  14. 喪中ハガキと兼ねる場合は控えめに表現する 喪中に年賀じまいを伝えるのは効率的ですが、あくまで弔事が主役。控えめな表現で、静かに決意を添える程度に留めます。
  15. 「復活」はいつでも可能だと気楽に考える 一度やめたら二度と出せないわけではありません。また出したくなったら「懐かしくなって筆を執りました」と再開しても全く問題ありません。

もし、どうしても不安な場合は、まずは親しい友人や、理解のありそうな親戚から少しずつ、LINEなどで試験的に始めてみるのも良いでしょう。一気に全員に送る必要はありません。自分ができる範囲で、無理なく、一つずつ丁寧に整理していく。そのプロセス自体が、あなたの人生をよりシンプルで豊かなものにしてくれるはずです。

正確なマナーや郵便に関する最新情報は、公式サイト等でも随時確認し、ご自身の置かれた状況に合わせて最終的な判断を下してくださいね。新しい年の迎え方が、あなたにとっても、そして送り先の相手にとっても、義務感から解放された心地よいものになることを、心から願っています。

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